エチュード実践

ずっと休んでいたベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏を再開。これは公開演奏ではなく、ベーレンライター版による個人的な復習である。

ピアノソナタ第29番Op.106の第2楽章まで来たところで肩の痛みが悪化しそうになり、それとともに12月の公開演奏の準備もする必要があったためしばらくベートーヴェンはおやすみ、ということにしていたのだが、何とかして継続した方が良かったのかもしれないという気もしている。というのは腕の筋肉は(動きにはよるが)ある程度使っていた方が良いことが分かってきたからである。

第3楽章、第4楽章と久しぶりで演奏してみて、なんと大きな作品かということに改めて気付かされた。第3楽章は、遅いテンポの中で深い精神世界を持続する必要がある。とくに再現部で変奏となるところはいつ弾いても感動的で、このような曲を残してくれた作曲家にはただただ感謝、というしかない。第4楽章のフーガは、やはり演奏が大変難しく、新しい楽譜を見ながらだと指使いを思い出せなかったので、昔の楽譜で演奏し、あとからベーレンライター版を見直す形にした。今回考えたのはテーマの最初にある動機。テーマが出る際には基本的にトリルに後打音が書かれているが動機のみの時には書かれていないので、以前演奏した時はテーマ以外では後打音は入れなかった。しかし主題の形をしていても第55小節、94小節(拡大形)などには書かれていないので、これは補って入れる。しかし第115小節に見られるような後打音はどのように考えるべきなのか。

とにかく昔のようには全然弾けていないので再度勉強をし直そうと思う。

そして、今回分かったのは、肩の痛みとともに練習量が低下したことによるテクニックの退化である。ここ1か月は練習量は戻ってきたのであるが、やはり毎日一定の練習をしていないといけないと思う。

そんな訳でエチュードを勉強し直すことに決めた。これは、あるピアニストがツェルニー50番を録音のために全曲練習した際に他の曲がかなり演奏しやすくなったという話を雑誌で読んだためである。コルトーなどは毎朝ショパンエチュード練習を日課としていたという話であるが、私はまず「50番」から。

昨日はNo.1~3までさらってみた。これは大変有効だと思う。年明けから順番に50曲演奏をする予定である。2月くらいになれば以前のようなテクニックの復活となるであろうか。とにかく実践してみないと分からないので、「ツェルニー50番」「パルティータ」「ベートーヴェン ピアノソナタ」という3つの柱で練習スケジュールをこなしていきたい。

今年もこのブログをお読みくださり、ありがとうございました。

来年は少しでも現在の社会状況が良くなることを祈ります。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。