ドイツ語の勉強

大学の外国語の授業ではドイツ語を履修していた。ドイツ音楽について深く勉強したいから、というのがその理由だったのだが、何だか難しくて大変だったことを覚えている。

動詞が二番目の位置にくる、だとか枠構造、などは理解できたのだが「接続法」あたりになると何が何だか・・・そんな訳で単位を取るのもやっとというありさまだった。辞書は「新現代独和辞典」を古書店で買って勉強した。

大学院に進み、もし留学したらということもあるし、基本的な会話くらいはできないといけないと考え、ドイツ語学院ハイデルベルクに通うことにした。ここでは何のために接続法が使われるのか、ということなどやっと理解できたことを覚えている。しかし朝の授業を何回か欠席してしまったりして、やはり良い勉強ができたとは思えない。私は本格的な留学をしていないので、やはり現地へ行って勉強しないとモチベーションが上がらなかったのだと思っている。

それでも、当時の教科書を見ると色々な書き込みもしてあり、結構まじめに勉強していた形跡もある。しかしどの程度自分のものになったのかと思うと全く自信がない。自分は語学には向かないのだろう、というのが若いころの結論だった。

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最近、大学の授業シラバスを英文でも書く必要があったり、学生の留学についての推薦書を書くことになったりして、英語が苦手ですとは言えない立場である。そして自分の研究テーマは昔から「楽譜の意義」ということだったので、西洋音楽の楽譜に書かれている注釈くらいは読めないといけない。そのため、まず英語は自力で翻訳でき、基本的な英作文の能力も身につける必要がある。

そんな訳で、文法の本を脇に置きながら厚い辞書を引くことが多くなっている。英語関係ではシューマンについて訳していることはすでに書いたが、今年度の教育・研究のテーマのひとつである「即興演奏」について調べ始めたらドイツ語文献を読む必要がでてきた。そこで昔の気持ちに戻って、ドイツ語文法の復習をしているところである。何を読んでいるかは、翻訳ができてからお知らせすることにしたいが、これは結構楽しい仕事である。

全9章ある本の、現在第6章まできた。もう少しである。